みんなで月を・・
例によって、会見QP家
前回のお話で、いきなり新しいおうちが建てたくなったふれぴーたち(詳しくは「お誕生日♪魔法のマカロン」を見てね(^^))。
受付の人に無理を言って、ハロッズの隣に土地を手に入れました。
・・・が、マカロンの魔法がとけると共に、興味をなくしてしまったようです。
受付の人「では、新しい家を建てるのはやめて、今ある建物をライブハウスに改装すればいいのですか~??」
会見F「うん(^^)。ケーキを食べながらライプを楽しめる、新しい形のライブハウスにするつもりなんだ」
会見J(素敵~)
会見F「ラデュレのハロッズ店と提携したんだよ マカロンやケーキが食べ放題なんてどうかな(^^)」
受付の人「ほ~」
会見J(・・・出演者も食べ放題なのかなあ)
会見R「けっ普通やるなら酒飲み放題だろうがよっ」
テレビの声「次のニュースです。あの伝説のギタリスト、チャッチー・ブラックネヴァーモアがハードロック界に帰ってきました!」
会見B「・・えっ!!!」
テレビの声「ここ数年、吟遊詩人として活動していたチャッチーが、久々にハードロックアルバムの制作にとりかかっているという情報が入りました。今回はなんと、メンバーを一般から募集するとのことです」
会見B「え~っ!チャッチーが、メンバーを募集してるのかいっ!!!」
テレビの声「サイドギターを含む全てのパートを募集します。プロ・アマチュアは問いません。応募される方は、演奏を収録したデモ映像を下記のあて先まで・・・」
受付の人「チャッチーさんって、そんな凄い人なんですか~?」
会見B「ハードロック界屈指のギタリストさ。僕とお茶会Bの憧れの人だよ」
会見B「はっお茶会Bからメールだ!!」
会見B「おおっ!さすがはお茶会Bだ。以心伝心だね」
FRJ(・・やたら盛り上がってるなあ)
受付の人「クイーンは脱退なのですか?」
会見B「ははは、まさか!レコーディングに参加させてもらえれば満足なのさ」
会見R「受かると思うか~?」
会見F「さあね」
会見J(にこにこ)
数週間後・・・
ライブハウスの改装が完了しました。QPたちが見学にきています。
全員「わいわいがやがや」
受付の人「いかがですか~? みなさん」
会見F「まずまずだね。今度の土曜日にお披露目ライブをしようか」
お茶F「お月見の日だね」
R×2「無駄に贅沢に作ってやがんなっ」
B×2「うふふふ腕がなるねえ」
バケツ男×3「邪魔するだよ~」
会見J(わっバケツ男バンド!!)
受付の人「急に現れると驚くのです~」
バケツ男1「うちのボーカルがフレディさんたちに話があるって言うから、連れてきただべ」
F×2「えっ?僕たちに??」
受付の人「ボーカルに逃げられたんじゃなかったんですか~?」
バケツ男2「新しいバンドが気に食わずに、出戻ってきただよ」
バケツ男3「ボーカルのチイヴィッド・カヴァデルデルさんだべ」
カヴァデルデル「チビカバと呼んでくれ」
会見J(う、うさんくさ~)
チビカバ「ちなみにモデルはこれ↓だ」
http://www.youtube.com/watch?v=qEpQYIPdXGU
会見F「・・で、そのチビカバが僕たちに何の用なの?」
チビカバ「ふふふお前ら!チャッチー・ブラックネヴァーモアのバンドメンバー募集に目出度く合格したぜ」
お茶F「え~~??」
会見F「何のことだい?? 僕たちがそんなもの応募する訳ないじゃないか」
お茶F「ハードロックなんて歌いたくないもんブー」
J×2(そうだよね~)
チビカバ「おかしいなあ?? 確かにクイーンのメンバーだって聞いたんだが・・」
バケツ男1「なんでチビカバさんが、チャッチーさんのメッセンジャーをしてるのか不思議だべ」
バケツ男2「本物は犬猿の仲だろうに・・」
バケツ男3「QP劇場はファンタジーだから、みんな仲良しだべ」
チビカバ「ビデオレターも預かってきてるぜ」
チャッチー「名前はわからんが、クイーンのなんとかいう君! このたびは私のバンドメンバー募集に応募、感謝する
実は君のデモ映像をひと目見て、私の心に電流が走ってしまったのだ。ぜひ一緒に新しいアルバムを作ってもらいたい!!」
会見R「わざわざ撮影したのか、こりゃ??電話すりゃいいじゃねえか」
お茶R「だいたいなんでこいつだけ実写なんだよっ」
受付の人「どうしてもQPが作れなかったらしいです~」
会見B「ひょっとして僕たちのことじゃないかい?お茶会B」
お茶B「ひょっとして合格したのかな?会見B」
チャッチー「君の歌は確かに下手だ!しかし、全身からこの曲を歌いたいという怨念のようなものを感じる。異常なまでの迫力だ!私はそこに惚れてしまったのだ!!」
会見B「間違いなく僕たちだよ」
お茶B「本当に、あの曲は好きで好きでたまらないからね~」
チビカバ「なに?お前らが応募したって?? しかし、お前らギターだろう?」
会見B「デモ映像では、歌もギターも両方やってるのさ(いばりっ)」
お茶B「ちなみに送ったのは、この↓映像さ(得意っ)」
http://www.youtube.com/watch?v=NUJ3MsaM8_0
チビカバ「異常なまでの迫力・・というより、息も絶え絶えにしか思えないんだが・・」
バケツ男3「チャッチーさんほどの天才になると、きっと感じ方が違うんだべ」
バケツ男1・2「んだんだ~」
チャッチー「ついては、私のバンドの専属ボーカルとして契約したい!楽しみにしている
ビシビシしごくから、体力をつけてくるように!!」
会見B「・・専属ボーカル!!!」
お茶B「サイドギターじゃないのかい」
全員「・・・・・・」
会見R「ギターじゃなきゃ、やる意味ねえよな」
お茶R「一緒に弾いてみたかったんだろ?」
B×2「・・・・」
会見B「・・・いや・・僕たちは、たとえボーカルでもチャッチーのバンドに参加したい」
お茶B「ずっとずっと憧れてたからね」
FJ×2「・・・ええーーーーーっ!!!!!」
お茶F「ひどいやいつも文句ばっかり言ってるけど、ほんとはみんなブライアンのギターが大好きなんだよ(くすん・・)」
お茶J(フレディ・・)
お茶B「すまない・・」
お茶R「本気なのかよ?」
会見B「許してほしい・・みんな」
会見F「一人でも抜けたら、僕らのバンドは成立しない・・。クイーンは解散だね」
会見J(・・・解散!!!!)
会見R「しょうがねえな」
B×2「みんな、ごめんよ。せめて最後のギターソロを・・」
全員(しんみり)
会見B(ああ・・みんなとの想い出が走馬灯のように・・・)
お茶B(一生忘れないよ・・)
しばし後・・・
B×2「・・・・みんな、こんな時くらい最後まで聴いてよ」
受付の人「あっやっと、ブライアンさんたちが出てきました~」
チビカバ(う~むどうしてもこいつらの歌の魅力がわからんな)
受付の人「みなさん、落ち込んでましたよ~」
B×2「・・・・」
会見B「・・みんなに会うと決心が崩れそうだから、このまま行くよ」
お茶B「レスペも置いていく。みんなに渡しておいてくれるかい」
受付の人「ブライアンさんたちとは思えないほど、決断が早いのです~」
受付の人「・・行ってしまったのです」
チビカバ「そういや、お前らもデモ映像を送ったらしいじゃないか」
バケツ男1「間に合わせの映像を送ったから、きっと落選だべ」
バケツ男2「チビカバさんが帰ってきてくれたから、もういいだよ」
バケツ男3「んだんだ~」
お茶F「ブライアン以外のギターなんて、やだ(しくしく)」
お茶J「・・フレディ」
お茶R「泣くなよ、もう・・」
お茶F「オペラやワルツに合わせられるギタリストなんて、ブライアンだけだもん。悲しいけどクイーンは解散なんだね」
お茶RJ「・・・・・」
お茶J「大丈夫!きっといつか、みんなでやれる日が来るよ・・」
お茶F「・・そうだよねっ!」
お茶R「早々に、チャッチーに追い出されるかもしれねーしな」
会見J(・・・・解散)
会見J(・・クイーンが解散したら、僕はどうしたらいいんだろう)
会見F「・・ジョン」
会見F「クイーンが解散しても、ジョンの曲を歌うのは僕だからね」
会見J(どきっ)
会見R「なに一人だけ、抜け駆けしてやがんだよ。ドラムはもちろん俺だぜ」
会見F「うふふ」
会見J「ロジャー・・」
会見F「クイーンのアルバム用に作った曲を、ジョンのソロとして発表しようよ。ボーカルパートはもう出来上がってるから、あとはブライ・・・あっ」
会見RJ(・・あっ)
会見F「・・寂しいねえ」
会見J「うん」
会見R「どうしてやがるんだ・・あいつ」
B×2「あの海に向かってダッシュ~~~」
会見B「チャッチーのビデオレターの指示通り、まずは体力作りに励んでるのさ」
お茶B「あれから毎日頑張ったよね、僕たち」
会見B「数日で、飛躍的に体力がついたねえ」
お茶B「今なら、ばろむQにだって変身できる気がするよ」
会見B「ははは、まさか! でも、ちょっとやってみるかい?」
お茶B「ふふふでは、早速」
会見B「ばろ~む!!!(おや?意外と跳べるぞ)」
お茶B「ばろ~む!!!(おお、今までとは全然違うぞっ)」
B×2「ばろ~むQサーティナインっ!!!!(ええ~っ、これはひょっとすると・・)」
B×2「つ、つ、つ、ついにきた~~!!!!!!!キラキラ~~」
会見B「す、す、すごい!!!変身したよっ!!!!!」
お茶B「さ、さっそく、みんなの前でギターソ・・・はっ」
会見B「・・馬鹿だね、僕たちは・・。いくら巨大化できても、みんなやレスペから離れてしまっては、意味がないじゃないか」
お茶B「やっぱり僕たちは、クイーンのギタリストとしてしか生きられないのさ」
B×2「みんな~~!!!いま、帰るよ~~~!!!!(どすどすどす~)」
会見B「そうだ今日は確か、新しいライブハウスのお披露目ライブをする日だよ!」
お茶B「今頃、リハーサルしてるはずだね」
B×2「ライブハウスへ急ごう(どすどすどす~)」
お茶R「よーお披露目のはずが解散ライブになっちまったな」
お茶F(くすん)
会見R「おお・・」
会見F「やっぱり、そっちもレスペを持ってきたのかい?」
お茶F「最後だから、ブライアンのかわりに出演させてあげたいんだもん」
会見R「さて!最後のリハーサルを始めるとするかあ」
お茶R「しょうがねえな」
会見F「いきなり解散宣言したら、ファンのみんながビックリしちゃうね・・」
お茶F「うん・・(くすん)」
会見F「なんだかリハーサルする気にならないね」
会見J「うん・・」
お茶F「・・ブライアン、何してるのかな」
お茶J「フレディ・・」
会見R「ん? 今、レスペが光った気がするんだが??」
お茶R「あ~???」
会見R「やっぱり光ってるぜっ!!!!」
全員「えーーーーーっ!!!!」
B×2「みんな~!レスペ~~!!いま行くよ~~!!!!(どすどすどす)」
会見B「はあはあやっと着いたよ!!」
お茶B「みんなはもうリハーサルしてるかな??」
お茶F「どうしちゃったんだろう??」
お茶R「何かの前兆じゃねえか」
FJ×2「わっ!!飛び上がった~~~!!!」
R×2「俺たちに何かを訴えてるみたいだぜ・・」
会見R「お、おいあの窓!!」
お茶R「おおっこりゃすげー!! みんな、見てみろよっ!!」
FJ×2「えっ???」
FJ×2「ブ、ブライアン~~~~~っ」
R×2「しかも、何故か巨大化してるぜ」
全員「あっレスペが外に外に出て行く!!!」
会見B「おおレスペがっ!!!」
お茶B「迎えに来てくれたんだね」
B×2「わっ!またまたキラキラしてるよ~」
会見B「わ~ライブ仕様に変身したよ~~(ピースピース)」
お茶B「我ながら、凄いねえ」
会見F「よしなんだかよく分からないけど、僕たちも変身するよ!!」
全員「おーっ」
会見F「今日は一人で変身しちゃ駄目だよ!一人じゃパワーが出ないんだから」
お茶F「分かってるって」
FRJ×2「ばろむQ三連発~~~」
B×2「ああみんな~~」
B×2「ありがとうやっぱり僕はクイーンのギタリストさ」
F×2「今日はブライアンを主役にしてあげよう」
R×2「ともかく良かったじゃねえか」
J×2(にこにこ)
テレビ「今日午後3時頃、ロックバンド・クイーンのメンバーが、ハロッズ前で街頭ゲリラライブを慣行! しかも全員巨大化しており、街行く人を驚かせました。突然のこの出来事にロンドンっ子は大喜びで・・・」
お茶F「街頭ライブ、楽しかったねえ」
お茶R「ライブハウスのお披露目も、盛況だったぜ」
お茶J(にこにこ(^^))
お茶B「・・・ごめんね、みんな。今回のことは、なんて謝ればい・・」
お茶F「何も言わなくていいよ。それより、ほらお月様」
お茶R「そういや、今日は月見だったな」
お茶J(お団子食べ損ねちゃった・・)
お茶B「みんな・・(うるうる)」
会見B「すまなかったね、みんな・・」
会見R「へっ!一生ボーカリストで生きて行くのかと思ったぜっ」
会見F「さっうちに帰って、ゆっくりお月見しようよ」
会見J(お団子買い損ねちゃった・・)
会見B「チャッチーにお断りのメールを出したよ」
会見F「ちょっぴり残念かい?」
会見R「後悔しねえか?」
会見B「いいんだ。僕にはもっと大事なものがあるからね」
会見FRJ「ふうん」
会見F「わ~今年も綺麗なお月様だね」
毎年、みんなで月を見られて、ほんとに幸せだよ・・
おしまい
おまけ
チャッチー「クイーンのなんとか言う奴からメールが来たぞ。ブライアン??そんな名前だったかな??」
チャッチー「や、やけに長いメールだなっ」
チャッチー「なになに 『・・・それでも僕がSince You've Been Goneを愛する気持ちだけは、嘘偽りない真実だよ!分かってくれたまえ。あの曲は本当に素晴らしい!メロディが秀逸だ・・・そもそも・・』
なんじゃ、こりゃ。なんで、あの曲のことばかり長々と語ってるんだ??」
チャッチー「カバーだから、曲を褒められても嬉しくもなんともないんだが。・・まともな顔に似合わず、おかしな奴かもしれん。断ってきて良かったかもな」
受付の人「つ~きが~で~たで~た~」
チビカバ「そう言えば、おまえらのデモ映像はやっぱり落ちちまったのか??」
バケツ男1「こないだ、ジョンさんとセッションした映像をそのまま送ったのが悪かったべか?」
バケツ男2「あの人の歌、恐ろしく下手だったからなあ」
バケツ男3「チャッチーさんも呆れたに違いないだよ」
チャッチー「う~んこのデモ映像は、何度見ても素晴らしいんだがなあ・・」
ほんとにおしまい
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